偽造防止のためにも定期的にデザインが変わる日本のお札。
一万円札も20年ぶりに新しい人物になるとのことで、採用された人物やデザインが気になる方も多いのでは無いでしょうか?
現在わかっている、新しいお札に採用された人物や変更の時期、また、歴代のお札に関しても調べてみました!
新しいお札に採用された人物は誰?
【新札に採用された人物とその実績】
お札の種類 | 肖像となる人物 | 実績 |
¥10,000 | 渋沢栄一 | 第一国立銀行(現・みずほ銀行)や日本鉄道(現・JR東日本)、帝国ホテルなど、約500もの企業の設立に関わったとされる人物です。「日本資本主義の父」と呼ばれています。ちなみに渋沢栄一が描かれるのは表面。裏面には「東京駅・丸の内駅舎」が描かれます。 |
¥5,000 | 津田梅子 | 岩倉使節団に加わった日本初の女子留学生の1人です。帰国後、女子教育の必要性を感じて「女子英学塾(現・津田塾大学)」を創設。津田梅子は「女性教育の先駆者」と呼ばれるようになりました。津田梅子が表面に描かれ、裏面には藤の花が描かれます。 |
¥1,000 | 北里柴三郎 |
世界で初めて「破傷風」の血清療法を確立し、ペスト菌を発見した人物です。「病気を未然に防ぐのが医者の使命」という信念のもと、予防医学の礎を確立。「近代日本医学の父」と呼ばれています。表面に北里柴三郎、裏面には葛飾北斎の代表作「富嶽三十六景・神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)」が描かれます。 |
¥10,000札に採用された渋沢栄一は、実は昭和63年から発行される¥1,000札の候補として伊藤博文と並んで残っていたとか。
当時は精緻な写真製版技術がなかったことから、紙幣の肖像にふさわしい人物は口ヒゲやあごひげが豊かで、顔に凹凸があり個性豊かな容貌がふさわしいとされていたそうです。
そのため伊藤博文が採用されたとか。
今回はあらゆる偽装防止の技術が伴った上での渋沢栄一さんの採用だったのですね!
新しいお札はいつから?
2024年の上半期(4月から9月)を予定しているそうです。
新札が手に入るまでの流れ
国立印刷局が印刷→日本銀行→日銀支店から各銀行の支店やATMなどに補充
いち早く手に入れたいという人もいるようで、発行日には大行列ができるかもしれないとのこと!
いち早く新札を手に入れる裏技とは?
引用:日本銀行HPより
日銀の本店や支店に行くこと!だそうです。
一般的には個人のお札の交換には応じないと思われていますが、実は旧紙幣を持っていけば新紙幣と交換してくれるんだとか!
少しでも早く手に入れたい方は、試してみてくださいね!
歴代のお札の歴史
現在発行されている貨幣 | 有効な貨幣 | |||
¥10,000 | ![]()
福沢諭吉 |
![]() 平成19年 福沢諭吉 |
![]() 昭和61年 聖徳太子 |
ー |
¥5,000 | ![]() 樋口一葉 |
![]() 平成19年 新渡戸稲造 |
![]() 昭和61年 聖徳太子 |
ー |
¥2,000 | ![]() 守礼門 |
ー | ー | ー |
¥1,000 | ![]()
野口英世 |
![]() 平成19年 夏目漱石 |
![]() 平成19年 伊藤博文 |
![]() 昭和40年 聖徳太子 |
※紙幣の画像は日本銀行HPより引用
昔の紙幣は全て聖徳太子!という時代もあったのですね!
発行が終わっている紙幣は、地方銀行から日銀へ戻ると回収されていくそうで、約2年で新札に切り替わっていくんだとか。
昭和61年に起きた大規模な偽札の事件「チ―37号事件」が、定期的な新札の必要性を再認識させ、遅くとも20年に1度のデザイン変更をしているそうです。
まとめ
新札が発行されるということで、その時期や人物に関して調べていきました。
2024年に新札が発行されるということで、渋沢栄一さん、津田梅子さん、北里柴三郎さんらが採用されたとのことでした。
渋沢栄一さんは過去にも候補に上がっていたそうですが、偽装防止の技術的な面で不採用だったとのこと。
当時から偽装防止の技術には驚いていたのですが、更なる進化をしているとのことで、そちらも今度調べてみたいと思いました!
また、いち早く手に入れる裏技も載せていますので、興味のある方は(常識の範囲内で)試してみてくださいね!
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